2009年 2月

うつぼ 釣行記

さすがに ウツボさん 獲物をゲットして・・・・・・



2月8日


30号の道糸で【グスッ!!】とした 感触が全身で感じバラシた事を知る!


道糸の結束部分で!セズレワイヤーで! 針元で!


若さ故にエスカレートする仕掛の太さ  それも近場で三十号の道糸! 具行の繰返し


ついに大先輩に悩みを打ち明けると ちょっと考えて 『仕掛を落とせ!道糸を十六号に!』 


非力に成った老いてからも 石鯛釣が出来るよ と!


迷いに迷って一年後に 十六号の道糸を購入! 釣場で見る糸の太さは驚異の細さ! 考えに考えて結束!


以後バラシは縁遠い物に成る(時々、心から消えぬ傷も度々 付くが!^^;)


大先輩は バラシは恥でこそあれ勲章では無い!


竿を起せ無い所にピトンを打つな! ドラックは何の為にあるのか!仕掛けの強度を最大に生かせ 竿は獲物に対して 四十五度の角度が竿の弾力が生かせる!


道糸もワイヤーの結束は絞め過ぎはダメだよ! 車のハンドルも人生も 緩やかに!遊び心が大事!


アマチュアの釣った魚の味は アマチュアの味 魚価は プロから見てどれ位か分かってるよ ね!


何事も遊びが大事だよ!キチキチ!ハリハリ!ガチガチはダメだよ! 余裕を持って何時までも釣果より 石鯛釣を楽しめ!


と…………


しかし と頼むからバレテくれ!道糸よワイヤーよ!切れてくれ 思わず心で願う様な引きの出会いを求めて


又も出向かん 今から屋久島へ 思い出の三十号の太い道糸で。


現状は先行者からは厳しい現状が!  豪心竿さんが執念で狙い続けた鵜の瀬!



心残りに無念の交代!ガンガゼを二十個位を残して撤収! 多分これから満ち潮?? 定説どおり山の瀬から潮が来る事を期待して向撃の布陣!


豪心竿さん心残りのガンガゼ二個掛けで向い撃ち態勢に突入(☆


処が『シ〜ン!』餌を付け忘れのでは? 仕掛を上げてウニをチェック!


ガンガゼがコチラを睨んでケンをコチラに向けて威嚇してる(;^_^A  再度 投入したら、も〜用が無い 


ウロウロ仕様にも狭いうえ離れ瀬なので島民の釣り師も来ない。


大型の口白が数々仕留められた名磯も 釣れなければ只の岩(^^





2月9日

二日目 ヤビチ




真西の強風が予想されヤビチに立つ!



水溜まりの臭い事!臭い事!上物師のレベルはこの様なもんかいな?


 高場の水溜まりでコンナ事してドウ〜するの(?_?) 幸い背後からの強風で悪臭が感じぬからよいが


底物師と言えども気を付けナクッチャ(^.^)b 餌取りをゲットしてお仕置きしたら『シ〜〜ン』で何も居なく成っちゃった(;^_^A


向いの白瀬は回りこんだ風が正面に受け足元が洗われてる! 京都の老庭師と鮎師のコンビは膝を濡らして奮戦中。


その向の ミヤカタではオイラの為に帰京都を引き延ばした  石心竿さんが右風で揺れる穂先を凝視か昼寝か?


結論は   顔の日焼けが証明(^^


モット東の原の魚待では戦闘服で戦いモードの肥後モッコス!


トレードマークは 嫉妬 を表す般若の面!  勝負以前に勝負が決まってる様なもん(^.^)b


風上のヤビチのオイラはパリのオペラ座でトスカを終えたマリヤ・カラスが 去った後も 


そこかしこに興奮した観客の 『ブラボー!ブラボー!』に鳴り止まぬ口笛に歓声と拍手!!


閉館後の舞台上には 花束からこぼれ落ちたバラの花弁を掃く 掃除夫がフト手を休め手にしたホーキをマイクにみたて ボエームを歌いきった気分で、


満足げに渡船に乗り込む(^Q^)/^


本日は強風で早めの回収!


民宿では着替えてサッパリした石心竿さんと 再会願って   空港へ向かう石心竿さんを見送る(T_T)/~


二日目で竿が動いたのは外道の一度きり!





2月10日

三日目は 北西の風 やや強く!


屋久島での口白釣は集中力と忍耐力が試される釣りだ! 潮が動い居ないや何も居ない等で瀬を変えると確率が薄く成る


船長は潮や天候に釣り師の安全アームを考量して瀬揚げするコレは全国何処も同じだ(^.^)b


釣り師から瀬を指定されるのは安全を考えるだけで一番気楽だ!


暦通りに動かぬ潮が突然に動く寸前にアタックして来るのは 超の付くモンスターがトライして来る(☆


鵜の瀬は二つのポイントが有り右か左か悩ましい(;^_^A


初日は左に的を絞ってたら右だった!今日は迷わず右にピトンを打つ! 初日と違って餌取りの猛攻に遭う!


庭師と鮎師が時間一杯トライするのでウニが足りるか?  と


船長から携帯が 丸掛けで頑張ると返事   執念で頑張るが、背後の集落から ドボルザークの禿山の一夜の?


メロディーが 響き渡船の回収時間の五時を知らせてる。



本日の舞台は京都南座?


義経千本桜 すし屋の段 いがみの権太が鮓桶を抱えて見栄を切る真似をして 


ウツボは口白を抱えて見栄を切りたかったのは


初日と同じ 


鵜の瀬!!


劇場の舞台に みたてた磯は初日の鵜の瀬!


他の人はヒョットしたら 全員が遂にウツボは発狂か? そうですウツボの心は腐敗と 核分裂の兆しが現れて来ました。


帰港する洋丸船上から見れば 沖には潮が動いてる! 特に母港の原(はるお)の周辺が潮が ざわついてる。


さぁ〜明日は如何する?



2月11日

4日目は 山の瀬




老庭師と鮎師は最終日に成る二人に出巷前に  羨望してた鵜の瀬をプレゼントする事にした。


釣れ無くとも屋久島に来たからは一度は鵜の瀬をの願いに二人にプレゼント(^.^)b


足が ヤヤ悪い上物師をコシキの瀬上がりをサポート!


さて?何処する?


船上で見た潮行きを参考に日頃激流が飛ぶ山の瀬をチョイス!


何時の場所にピトンをトンテンカンてピトンを撃ち立てる(^)


風強く目の前の離れた沈瀬に打ち寄せた波が激しく打ち上がり 焼酎のコマーシャルをホゥフツさせ何故かホットする?


釣りは現在絶不調なのか島民の釣り師が誰も来ない?


カゴ釣で賑う山の瀬も 滞在中に見かけたのは数人のルアーマン! ヒットは無論な事 ファイトは見無!


当然山の瀬はマキエのウニは入って居ないと 付け餌さのウニ芯を取り除き全て撒くp(^^)q


バッカンとザックを立てかけて風避けに 激しく左右上下に揺れ竿先を凝視!


激流の山の瀬も潮の流れはイマイチで異様な動き(☆


暇なので背後の鵜の瀬を盗み見を何度もするo( ^ o)


老庭師は低場で波の飛沫を物ともせず根性の釣りをしている(;^_^A


仕事では無いのに異様だ!見習うべきか?(;^_^A


期待してた時間にギューット竿が入るが竿の弾力に跳ね返され型がイマイチだ!


ドラックが機能しないサイズがピロピロと上がって来る! キープサイズの71には二枚とも1.3倍足りない(T_T)


明日の狙い場は決った!アソコしか無い!狙う時間も潮変わりに!


回収はオイラが先にコシキの上物師の回収サポートして 明日の狙い場を通過時に今一度潮行きを確認!


明日こそはp(^^)q




2月12日  最終日

とうとう最終日・・・磯の日替わり定食か?



これが成功!!  5日目は 原のウオマチ






最終日にも なるとセズレワイヤーは真っ赤に錆びてる(5日目)


釣友のほとんど呆れてしまう! でも世話ねえ〜!(^O^)


屋久島では比較的ココに上がる事が多い 然も最終日に良く上がる。


背後の風景は滞在中でもお気に入りナンバーワン\(^O^)


狙いの時間に律儀に二枚がアタックに来てくれてゲット(^)型は今一だが


(ご謙遜を・・・60センチを優に越えていたと・・・・)


折よく釣りに来た
三治サン(元ポーター)に一枚プレゼント!


船長は民宿に長逗留の大工サン達に食べさせたいと で又々プレゼントp(^^)q


(コレ最後に石心竿がいただきました、ご馳走様でした・・・・・


サバ寿司にウツボの干物にサヨリの干し骨に  最後は 立派な石鯛クンをいただきました・・・・おおきに!)


ギラギラした気持ちは仲間と初めて屋久島に来た時から 心の隅で冷めた物が有った?


俺にはモンスターが当たら無い多分!当たっても捕れない絶対に!と諦めてた。


だがコノ解放感は何だろう屋久島の釣り場は?


他の釣り場では味わう事は出来ない何かが或る?


後一年 頑張れる何かが或る!p(^^)q


原の魚待ちは型に もの足りないが二枚の口白がトライしてくれた!


又一年夢を見乍 暮らせる\(^O^)/ 


かくして屋久島を後にする。



楽しかった筈だったが?


鹿児島空港では飛行機が滑走路にドドスン〜と テッ繰り返る勢いで着陸!


一変に子供の遊び心が ぶっ飛んじゃいました。


テッ繰り返る=ひっ繰り返る=でん繰り返る=裏返る(^Q^)/

 



5日間の屋久島を堪能されたウツボさんの 「ウツボ釣行記」 です・・・・・さすがに4枚の石鯛クンをゲット


ウツボさんの言葉が忘れられません・・・・・・



                         「雌の石鯛はいざ知らず、雄の石鯛は不味くて食えませんよ!」



しかし、私はウツボさんの釣り上げた石鯛を美味しくいただきました、ご馳走様でした!


また、来年もお会いしましょうね。


ひよっとして次回の釣行では、竿を起こすことの出来ない 大物と巡り会われるかも知れません・・・・・


その時のために30号の道糸で頑張り抜いて下さい・・・決して16号にチェンジしないように??