2004/2/27

うつぼ 釣行記

さらば屋久島・・・・・・

約二メートル位の四枚のプロペラを備えた二つのエンジン、以外に小さな翼 

午後四時二十五分発の乗客56人と其の荷物、四人の乗務員(パイロットが二人)を載せて、

本当に飛ぶの?、いや、飛べれるの?。

短い滑走路をYS11機がドタドタと全速で走り、北の風に向って「エィ」と飛び上がり、矢筈崎を左に見ながら、

右に大きく旋回しながら上昇する・・・・・窓から見える晴れ渡った屋久の山々。

この度の釣行には、多くの事を学んだ、一人旅ゆえに。


狙いのモンスターは釣れない、水温が下がった、風が出た、腕が悪い、その他イロイロ。

聞こえるのは、風の音、押し寄せ砕ける波の音、時々小さな鳥のさえずる声、

目に写るのは、飛び散る波飛沫、手の届きそうな処に止まって、此方を観ている、ヒヨドリ?

圧巻は風が画く、次々と変り行く妖艶な雲。

波と風に、ほんろうされて揺れる竿先、未だに獲物よりシグナルが来ない。

俺の心の中は、イライラ、あれこれ悩み、迷う。

忍耐で心穏やかに、揺ったりと、但し何時も臨戦体制を執ったまに、其れが五日間(但し一日は鹿児島空港で足止め)

釣をしない人から見れば、あぁ〜ほぅ〜〜〜?馬鹿〜〜〜?。

次回は、この屈辱を晴らすぞぉ〜〜。



眼下に見える、竹島、黒島。

そして、この島で中村勘三郎が俊寛を演じた時、良く好んで俊寛を演じた親父の事を思って、

今演じるのは自分なのか、親父なのか、解らなく成り、舞台に出る前から涙が止まらなかった と言った島は、

煙りたなびく、硫黄島又の名は奇怪島を見ながら、

あと三百八十日後には、ぜひ大物をゲットする事を心に誓う?(^。^)。



四回、竿が舞い込みチビを二枚ゲット、

石心竿さんがいじめた河豚、舞鯛10K?も ゲット。


うつぼさんからの釣行記の便りでありました。 
おそらく帰路の途中で書かれたものであると思われますが、意欲を持って次の挑戦を誓っているようにも感じます。
いつかお会いする日を楽しみにしております。
また、便りを下さいね・・・・・・・